こんちはー。
最近、セブンイレブンのアイスコーヒーにハマっています。
100円で豆から挽いてドリップしてくれるのが、いいんですよ。
コーヒーの量は100円缶コーヒーより少ないんですが、その分、豆挽きによる高級感をうまく演出している気がします。
実際、おいしい。
そんなセブンイレブンで先日、とある出来事がありました。
埋没費用を考えることになった出来事
ぼく「牛肉コロッケ(80円)ください」
店員さん「コロッケですね。」レジカタカタ
ぼく「Suica(電子マネー)でおねがいします〜」ピッ!
ここでぼく、カニクリームコロッケ(120円)の表示に気づくものの、時すでに遅し。Suicaから120円が引かれる。
ぼく「あ、牛肉コロッケ(80円)が欲しいんですけど」
店員さん「あ、失礼しました。レジやり直します。」
ぼく「いや、別にいいんで牛肉コロッケください」←会議前で急いでいた
そしてぼくは本来80円であった牛肉コロッケを120円で購入することになったのである。
実は一瞬、「120円払ったのだからカニクリームコロッケを食べるべきではないのか。そうじゃないと損じゃん」という思いもよぎったんですが、
カニクリームコロッケはあまり好きじゃないので牛肉コロッケを頼みました。
ここで、この間「埋没費用」というワードを知ったぼくは、
「カニクリームコロッケと牛肉コロッケのどちらを食べるのが正しかったのか?」と思った次第である。
※120円は戻ってこないという過程です(「レジ打ち直してもらって80円払い直せばいいじゃん」という意見は無しで笑)
埋没費用(サンクコスト)の詳しい説明については、wikipedeaへ。
埋没費用 - Wikipedia
で、どちらが正しかったというと、
経済学的に合理的な選択は「牛肉コロッケ」です。
なぜなら、「120円は回収できない費用(=埋没費用)であり、そうであるならもともと食べたかった牛肉コロッケを選択すべき」だからです。
違う言い方をすると、「せっかく120円払ったんだから、(食べる気のなかった)カニクリームコロッケを選択する」というのは経済的に合理的でない、とも言えます。
・・・
ちなみに、こんなことを考えながら「牛肉コロッケください」とは言っていません。ただ牛肉コロッケが食べたかったからです。
あとで振り返ってみると、ぼくの選択はたまたま「経済学的には合理的」だったようです。
埋没費用を、もうちょい分かりやすい例で
コンビニの例はわかりづらかったかもしれないので、別の例も。
例えば、あなたが5万円の財布を買ったとします。
しかし、帰宅途中の電車でついウトウトしてしまい、財布が入った買い物袋を盗まれてしまいました。
さて、あなたはもう一度5万円の財布を買うべきでしょうか?
(盗まれた財布は2度と戻ってこない仮定で。)
はい、答えは「買うべき」です。
このあと財布を買おうが買うまいが、盗まれた財布に支払った5万円は回収できません。つまり、埋没費用=5万円です。
であるなら、あなたが5万円の価値があると思って買った財布をもう一度買うべき、という論理です。
よくある考えとしては(ぼくもそうですが)、
「あの財布に5万×2=10万の価値はあるのだろうか。10万円かけるのはもったいなくない??」
と感じて、買い直さないことですね。
でも。財布の価値はあくまで5万なのだから、財布に5万かける価値があると思っているあなたが取るべき選択は「もう一度財布を買う」です。
とまぁ、ネットで学んだことを偉そうに書いてみましたが、「10万かけるのもったいなくない??」と思うのはとっても普通の思考だと思います。
5万というのは普通の人にとっては大金であって、それを2回も払うのはためらって当たり前だと思います。
もしかしたら、追加で5万払うことで今月家賃を払えなくて生活できなくなるかもしれない。
「経済的に合理的」であって、「その人自身の未来にとっては合理的でない」かもしれない。
埋没費用という理論・考え方を知っておくことは大切だけど、現実は色んな要素が絡まり合っていて、理論で解決できるほど単純じゃないよね。
まとめ
コンビニでのちょっとした出来事から、埋没費用について考えてみた。
でもよく考えたら、コンビニ的には「謎のプラス40円の利益」が発生しているわけか。そこまで細かくお金の管理しているのかは知らないけど。。
逆に仕事増やしていたら申し訳ないです。
はい、以上。