今の会社ではバリキャリの女性管理職をよく見聞きするんだけど、どうやら離婚率も高いらしい。
「あの人(女性管理職)って、離婚してるらしいよ」って話をよく聞きます。(主に若手女性社員から笑)
実際女性管理職って離婚しやすいの?って疑問に感じたので調べてみた。
ググってみると、「妻・夫の職種別の離婚件数」というのを総務省がまとめてくれていました。
総務省はほんとにいろんなデータを集めてますね、すごい。
ちっと古いですが平成22年度のデータがあったので調べてみました。
まぁ傾向としては22年度も29年度もそんなに変わらないだろう。
■参考URL:
- 職種別の就業人口:http://www.stat.go.jp/data/roudou/report/2016/index.htm
- 職種別の離婚件数:http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/GL08020103.do?_toGL08020103_&listID=000001108277&requestSender=esta
- 職種の定義:http://www.soumu.go.jp/main_content/000291936.pdf
妻の職種別の離婚件数
妻の職種別の労働人口と妻の職種別の離婚件数を調べて、労働人口に対する離婚件数を計算して比較しました。
※職種による離婚のしやすさの違いを調べたかったので、妻が無職の場合は除外しています。
今回見たい「管理職」は、管理的職業従事者というカテゴリーに含まれます。
妻の職種が輸送・機械運転従事者、管理的職業従事者、建設・採掘従事者だと、離婚件数が多くなっていますね。
確かに、妻が管理職の場合は他の職種に比べて離婚率は高い傾向にあるみたいです。
理由としては以下が考えられるのかな。
- 経済的に余裕があり、夫の収入に依存することがない。結果、離婚に踏み切りやすい。
- 管理職になれるくらい仕事を頑張っているので、家庭志向よりは仕事志向。結果離婚。
ちなみに管理的職業従事者の定義ですが、
事業経営方針の決定・経営方針に基づく執行計画の樹立・作業の監督・統制など、経営体の全般又は課(課相当を含む)以上の内部組織の経営・管理に従事するものをいう。
国・地方公共団体の各機関の公選された公務員も含まれる。
公務員も含まれてますね。公務員を除いて企業の管理職だけに絞ると離婚件数はもっと増えそうです。
(ちなみに妻が輸送・機械運転従事者の場合の離婚件数がずば抜けているけど、これはなんでだろうか。ちょっとわからなかったです。)
一方、夫の職種別の離婚件数
※こちらも夫が無職の場合は除外しています。
夫の場合は妻と比較して、管理的職業従事者の離婚件数は少ないです。(夫:約50件/万人、妻:約100件/万人)
管理職の離婚件数が多くなっているのは、妻特有の事象っぽいです。
夫の場合はサービス職業従事者の離婚件数が多くなってますね。
こちらは収入など経済的な側面が理由になってそうです。
おわりに
今までなんとなくの印象だけでしたが、実際の数字の面からも妻の職種が管理職だと離婚しやすいと言えそうです。
ちなみに全職種の離婚件数の平均(グラフの緑色)を見てみると、夫に比べて妻のほうが平均に比べて職種ごとのバラつきが大きいです。
実際に標準偏差を計算してみると、夫よりも妻の職種別の離婚件数の標準偏差が大きいです。
このことから、離婚のしやすさは夫よりも妻の職種に左右されやすいといえそう。
まぁ妻の方が出産・子育てというステップを踏む分、単なる職種以外の要因も絡んできて事情は複雑そうです。
以上でした。