僕は今東京で一人暮らしをしていて、両親も東京にいることが多いので年に3〜4回会っている。
こないだも久しぶりに夜ご飯を一緒に食べた。
仕事の話とか、結婚はそろそろか、とか日常生活の他愛もないことを飲みながら話すだけなんだけど。
父親がもう歳だからってことで(つってもいまどきの50代はあと30年位は普通に生きそうだけど)死んだあとの話なんかし始めたものだから、
僕「生きてるうちにあと100回も会えないかもしれないね」
と一言。
そのときは「ほんとそうだよね〜」って感じで流れたけど、飲み終わって別れた後よくよく考えてみるとけっこう焦ったというか、やばいと思った。
高校生まで(もう10年前になってしまうけど)はずっと一緒にいたわけで、
年に350日くらいは顔合わせてたとすると、
350日×18年=6300日
くらいは会っているわけか。
僕も家庭なんか持ってしまった暁にはそれこそ年に2回くらいしか会わなくなるだろうってことを考えると、
これから両親が30年生きるとして、
2回×30年=60回
しか会わないんだなって。
まぁさすがにもうちょっとくらいは会うかもしれないけど、ほんとに100回も会えないかもしれない。
かといって残り100回弱で深い話をするかといったら、たぶんしなくて、意識しなかったら他愛もない話をしてそのうちお別れになるんだろうな。
両親が亡くなってから「もっと親孝行しとけばよかった」って言う人はけっこういると思うけど、こういったことを意識せずにお盆とか年末とか通例的にしか会ってない子が「もっと親孝行しとけばよかった」って後悔をするんだろうなって思った。
いつまでもあると思うな親と金
って言葉があるけど、「誰かに頼る心を捨てて倹約せよ」って意味らしい(今日正確な意味を知った)。
けど、「もっと親孝行しなさい」って意味もあってもいいよね。
正直言うと学生の時分から親の誕生日とかは何もしてあげてこなかったんだけど、
これからは何かしら形になるものをプレゼントしようとか、もう少し普段から感謝の言葉を伝えようとか、
そんなことを新橋で酔っ払いながら思った夜でした。
以上