シュンカの日記

基本的に書きたいことを書いていくスタイル。

会社で成し遂げたいことなど無い

【スポンサーリンク】

先日また聞かれた、

「君はなにがやりたくてこの会社に来たの?」

転職者が多い会社からなのか(自分は1年前に転職してきた)、コンサルは意識高い系の社員が多いからかわからないけど、こういった類の質問をされることが多い。

真の回答は、
「いや、特に無いですけど、他社に比べて多少給料は高いし、ITや技術系がそこそこ好きなので転職してきました。世のため人のためとか、自己実現とか、そういった大義名分はないです。極論すればお金のために働いています」

なんだが、そんなこと言って波風立てたくもないので、


「そうですね。前職ではシステム開発がメインでしたが、もう少し(いわゆるコンサルが生業としているような)上流工程をやってみたくて・・・」

という、当たり障りのない回答をしている。そんなことはほとんど思っていないので、そのたびに軽く自己嫌悪を感じている。



今の職場は前と比べて給料もいいし仕事内容も悪くないんだけど、僕と比べていわゆる意識高い(煽ってるわけではなく)人が多い。

つまり、何かしら"目標"や"夢"を持って仕事に取り組んでいる人たちである。

もちろん、そういった人たちのほうが目標に向けてやりたいことも明白になって働くモチベーションも高いだろうし、やりたいこと・やるべきことを懸命にこなして社内の評価も上がりやすいだろうから、会社員としては優れていると思う。


一方僕は昔から"夢"というものがない。

学生時代はまだマシか。受験勉強とか部活で結果を残したいとか、そういった目標に向けて多少の努力はしていたかな。
でもそれは、学生時代というせいぜい3年〜4年という短い期間の中で成し遂げるべきことは多少明白だから簡単だった。高校生なんか受験と部活頑張ってれば認められるよね。

会社員になってからは、正直、今のところ何を頑張ればいいのか分からない。
受験や部活と違って、会社の中で何かを頑張ったところでそれが今後の人生にどう活きるのか、どんな結果がついてくるのか、曖昧としていて頑張る気になれない。
「お客さんの笑顔のためにー」と言う人もいるけど、その感覚もよく分からない。それは僕がお客さんのために誠心誠意働いていないことの裏付けになるんだろうけど。
独身なので家族のためとか子供のためとかいう感覚もまだ分からない。


僕は長期的な目標を立てるのが本当に苦手だ。

誰でも小学生の頃に「自分の夢」みたいなテーマで夢や目標を書いたり発表したりしたことがあると思うが、あれは苦痛だった。
だって、夢がないんだもん。
なんと書いて乗り切ったのかはもう記憶が定かではないが、「健康に生きる」とかお世辞にも夢とは言えないようなものを書いていたと思う。

どちらかというと、今そのときに熱中できるものにハマってしまう傾向にあって、それが将来にどう繋がるとかはあまり考えたくない。
将来に繋がることしかやっちゃダメなのか。刹那的に今を楽しんだっていいじゃない。
そもそもそれが将来のプラスになるはずだと思ってやってても未来のことなんて分からないじゃない。

いや、さっき言ったように受験とか部活とか比較的短いスパンで結果の良し悪しが分かるようなものなら頑張れるんだよね。
ところがどっこい、サラリーマンとして何かを頑張って将来にどう繋がるのかなんて、まったく想像ができない。

だから絶対頑張れないってわけでもないけど、「君はなにがやりたくてこの会社に来たの?」という質問がどうも自分の中で消化できていない。
長い長い会社員生活(あと30年やっていける自信はないけど)の中で何が成し遂げられるのか、それを成し遂げたら自分の人生にどんな良い影響があるのか、というのが自分の中で整理できてなくて答えようが無いっす。


そんなわけで、
「君はなにがやりたくてこの会社に来たの?」
という類の質問が飛んでくると言葉に詰まる。

「またきたよ」という失望の感覚と「もうやめて」という懇願する思いでいっぱいになってしまう。

「そんなものなくたって、いいじゃないですか。お金のために働いてるけどダメですか」

と言い返してやりたいのは山々なのだが、そんなこと言って社内の自分の立場を下げて、仕事の可能性を狭める(仕事は上の人が取ってくるのが通例)のもアレなので言わないようにしている。

もしかしたら、意識高いと思っていた周りの人も僕と同じで、サラリーマン的な立ち振舞いをしているだけかもしれない。
でも、飲み会の場でも僕みたいな本音を言ってくれる人はほとんどいないし違うような気もするなー。

まぁ、僕みたいに本当は夢や目標などなくて評価・評判を気にしてそれっぽく振る舞ってる社員だらけだったら会社が傾くだろうし、みんなそれなりにしっかり目標を持ちつつ働いているんだろう。
そういった意味では、頑張っている人たちのおかげで、僕みたいな中途半端な気持ちで働いている人でもお給料やお賞与がいただけるのだから感謝の念を持って働かねばならないな。



とはいいながら、人生の大部分は働いて過ごすわけだから働くことにやりがい・楽しみを見出すことは大事なことだと思う。

社会人も4年目になってしまったが、僕はそれができていないという話でありました。


じゃあこれからどうやってやりがいを見出していこうかな、ということになるんだけどそれが分かればブログにまでこんな駄文は書いていないわけで。

どうすっかな〜。