こんちは〜〜。shunkaです。
ブログを始めたこともあって、有名ブロガーであるちきりんさんの本を読んでみました。
「自分のアタマで考えよう」
- 作者: ちきりん,良知高行
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2011/10/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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というわけで、本を読んだ書評(というか、ただの感想文)を書きます。
ネタがすぐ尽きそうな気がするので、書評記事でもレビュー記事でも何でも書いていくつもりっす。
結論から言うと、事例が豊富で読んだあとに実行に移しやすい本です。
また、「実行に移そう」というモチベーションも上げてくれるような明快な文章なので、オススメです。
「作業」を「思考」と思い込んでしまう
これは本当によくあるな〜。
仕事でいえば、自身の業務に熱中するあまり、
「業務の目的はなんなのか」
「誰のためにやっているのか」
「資料の内容は目的に沿っているのか」
忘れがちになるよね(ぼくはそうだ)。で、誰も望んでいない無駄な作業をやって残業ばっかになるっていうね。
ぼくは受験生時代や大学の授業では考えることを放棄して「答えを覚える」ことに一生懸命だったので、まだその習慣が抜けきっていないと感じています。
なぜ?だからなんなの?と問うことの重要性
出生率や自殺の統計など、具体的な事例を用いて、考えることの重要性を説明してます。
これらの統計から推察されることはネットで調べればすぐにわかるようなことなんだけど、それでもあえて自分で考えることをちきりんさんは勧めている。
確かに、「これからは定形作業ばっかできてもダメだ!自分で考えて、自分で仕事を生み出せるようになければならん!」的なこと言われてるよね。
まぁ、ぼくはあんまりそんなこと考えたことないけど、実際そうなんだろう。
自分で考えて最適解を出す能力を高めていかないと、これからの社会を生き抜くのは難しいのかもしれないな。
また、「ある問題について時間をかけて考えることで、問題から得た知識を自分の思考の棚に格納することができ、将来、必要としている知識や情報に出くわした時すぐに反応することができる」、とも言っている。
過去に苦労して考えたり取り組んだりしたことって、自分でもスラスラと説明することができるし、それに似た問題に直面した時は、その当時の経験を活かして効率的に取り組むことができるよね。
レベルをそろえて考える
「対立意見同士の議論」や「日本の省庁」を例にとりあげて、「考える対象のレベルをそろえる」ことの重要性を説明しています。
例えば、
A「俺のiPhone5の画面がよくフリーズするんだけど、対処法知らない?」
B「そうなの?俺のiPhone6はそんなことないからよく分からないなぁ〜〜」
A「いや、iPhone5の話をしていて、iPhone6の話はしてないんだけど・・・」
超ざっくりしてますが、こんな感じのことです。
AさんはiPhone5について話をしているのに、Bさんが無意識的に自分のiPhone6の話にすり替えちゃってますね。
上の例は極端ですが、こういうことってよくあるね。特に自分基準で物事を考えてしまうと陥りがちである。
ぼくも何も考えずボーッと話していると「話のレベル感が合っていないこと」にすら気づかないことも多いので、普段のコミュニケーションや、他人の文章を読むときなど意識して訓練する必要があるね。
そこらへんの「レベルのズレに対する気付き」については書かれていなかったので、頑張って気づけ!ってことかな。
そこが一番難しいような気もしてるんだが・・・。
まとめ
本書は自己啓発的なジャンルに分類される本だと思うんだけど、読んでから実行に移しやすい本だと感じました。
ぼくの場合、自己啓発本読んでも、「あ〜なんか頭良くなった気がする」といった感じで気持よくなるものの、何も実践しないまま本の内容を忘れてしまうってパターンがほとんどです。
なぜかというと、大抵の自己啓発本は「著者の人生・経験に基づいたやり方」が説明されていて、まったく経験や境遇が異なる人が実践しづらいと思うんだよね。
対して本書は、「考える」という基本的な(だが難しい!)能力を高める訓練の方法が書かれているだけなので、(やる気さえあれば)誰でも実践できる内容になっています。
そういう意味で、「考える習慣がない」、「考え方がわからない」という方にはおすすめです。
とはいえ、これも意識的に習慣化しないと、なかなか身につかない気がする。
ブログというのは、多少なりとも文章の構成や内容を考える機会にはなるので、ブログを通して鍛えられたらいいな。
以上!!!